ローカルSDGs アクションフォーラム

参加団体の活動紹介

妊婦が「食」に悩まない世界を目指して
2500食以上をマタニティフードとして認定

一般社団法人日本マタニティフード協会

団体紹介

一般社団法人日本マタニティフード協会は、妊娠・出産・育児をする家庭に向けて、「家族の笑顔につながる安心な選択を集める」をミッションに掲げている団体です。認定制度(マタニティフード認定)、マーケティング支援(ママmatch)、直営店舗運営(Tokyo Family Marche)、ママ向け大規模イベントの開催(Thanksママフォーラム)、妊娠中の方におすすめの食品やアイテムを最大20点ほど詰め合わせたお祝いBOXをお送りする「ハッピーマタニティBOX」などを通じて、社会と家庭をつなぐ懸け橋となる活動を展開しています。

一般社団法人日本マタニティフード協会
HP https://maternity-food.org/

該当SDGs 目標番号

インタビュー

代表理事 山本一樹さん

代表理事 山本一樹さん

「ビジネス的な魅力が薄い」から

山本さんは、長野県のりんご農家の出身。24歳で独立後、コワーキングスペース、オーガニック小売店、地方施設の再活用支援、大手企業の新規事業コンサルティングなどの事業を経験してきました。第一子の誕生とコロナ禍での妊娠・出産を契機に、2021年に同協会を設立しました。きっかけは、妊娠中の妻の「どうして妊婦の食事ってこんなに大変なんだろう?」という言葉です。食品関係の企業に相談すると「少子化でマタニティという対象はビジネス的な魅力が薄い」とのことでした。それを踏まえ、妊婦側とメーカー側のギャップを埋めて、WIN-WINな状態を作れないかと妻と議論した出来事が基となっています。

「ビジネス的な魅力が薄い」から

マタニティフード認定を展開

山本さんは、妊婦の食事の不安やストレスの解消も目標にしています。情報も商品もあふれた世界では「何を選んでいいかわからない」という悩みを、協会がフィルターになることで解消できたらと考えています。

妊娠中はあらゆる変化が起こり、本人や周りの方々が孤独や不安を感じることも多くあると思います。山本さんたちは食でのサポートをきっかけに、一人でも多くの妊婦に寄り添っていきたいとのことでした。

具体的には、妊婦が避けるべき原材料を含まない食品に「マタニティフードマーク」を付けることにより、知識がない方でも一目で見分けることのできる「マタニティフード認定」制度を展開しています。

同時にママ・ファミリー向けにビジネス展開したい企業のコミュニティを形成しており、わずか5年で700社ほどの企業が参画しています。

マタニティフード認定を展開

成功も課題もやりがいの証

認定制度は、5年間で2500商品をマタニティフードとして認定しました。妊婦からは「もっと早く知りたかったです。すごく助かります」「実は迷っていたので食べ物を選びやすくなりました」「(周りの方が)妊娠中の家族のための食品選びが快適になりました」との声をいただけたことが成果です。

今後は認定マークを誰もが知るものにするため、認知度の向上が課題の一つといいます。700社の契約企業と多数のビジネスパートナーも含め、少子化など関係なく、妊婦やベビー、ファミリーがさらに快適に生活できるような社会を作っていこうとしていることが印象的です。

ビジネス的な効率性や正しさだけではなくて、未来に向けて必要なことに向き合っていこうと動ける方がこれほどたくさんいることが、山本さんの活動の中での勇気になっているといいます。

マタニティフード認定商品が2万点に達すると、日本のどこにいる妊婦でも日常の動線の中に認定商品がある状態が作れると、山本さんは考えています。アレルギー表示のように誰もが知っているマークにし、妊婦でもそうでない方でも、その食品を妊婦が食べてよいかどうかを一目で判断できる世界を作っていきたいそうです。

成功も課題もやりがいの証

山本さんからメッセージ

「子どもや家族の未来に安心を届けたい」。その思いを持つ全ての方へ。私たちは、“選択肢の多すぎる時代”にこそ、「安心して選べる社会」を築きたいと願っています。企業・個人問わず、ぜひこのムーブメントに加わっていただけたら幸いです。

取材を終えて:公公認サポーター 市川潤子

何より驚いたことは、一般社団法人で年商1億円を超えていることです。「理念と利益の追求なのです。どんなに良いビジョンを描いていても、補助金やボランティアに頼り過ぎずに稼働する団体でいたい。そう思っています」。山本さんの言葉に、深く共感し深くうなずきました。していただいたことには、相応のお礼を形にすることをもう令和の時代には、自覚する必要があるのかもしれません。

働きたいと願う600名の妊婦さんと、産後のお母さんたちにも雇用を生み出し、わが子をだっこして商談に行ってもらう。マタニティフード業界に一石を投じる、新たな仕組みを築き上げたのは山本さんです。これからも日本の常識を変えてください。先陣切って、変えてください。ずっと応援しています。
<組織概要>
団体名:一般社団法人日本マタニティフード協会
所在地:〒244-0002 神奈川県横浜市戸塚区矢部町321
設立:2021年3月
事業内容: マタニティフード認定の提供
法人向けマーケティング支援
直営店舗運営(TokyoFamilyMarche)
ママ向け大規模イベントの開催(Thanksママフォーラム)
ハッピーマタニティBOXなどの運営と提供。
URL: https://maternity-food.org/