ローカルSDGs アクションフォーラム

参加団体の活動紹介

薄毛が生きやすい社会を創る
薄毛専門美容室と薄毛美容室のポータルサイトの運営

株式会社ウスゲノミカタ

団体紹介

株式会社ウスゲノミカタは薄毛男性のための美容室の運営と、薄毛メニューを取り扱う理・美容室を掲載するポータルサイトを運営しています。「薄毛ユーザーが生きやすい社会を作る」というミッションを実現するためにも、薄毛の方々に向けた事業を実現し続けたいと考えています。

薄毛男性のための美容室:SARUTAHIKO(サルタヒコ)
薄毛メニューを取り扱う理・美容室を掲載するポータルサイト:USUGE BEAUTY(薄毛ビューティ)

株式会社ウスゲノミカタ
HP https://sarutahiko.salon/

該当SDGs 目標番号

インタビュー

代表取締役社長 高井智久さん

代表取締役社長 高井智久さん

「ハゲランド」がSNSで話題に

1982年千葉県生まれ。スポーツも勉強も「そこそこできた」少年時代を経て、大学卒業後は教育事業で独立し、充実した日々を送ってきたそうです。27才で髪が薄くなり、恋愛や仕事において社会的に不利になったと思い悩みました。自分で「若ハゲ」と認めて周りに言えるようになるまで2年ほどかかりました。

自身の頭髪をネタにしたおもしろウェブメディア「ハゲランド」を開設し、SNSで話題になったり、週刊誌「AERA」からインタビューを受けたりするなど知名度が上がり、ピーク時は、月商800万円ほどのアフィリエイト報酬をもらう話題のメディアになりました。現在は、薄毛対応の理美容室ポータルサイト「USUGE BEAUTY(薄毛ビューティ)」の運営や、薄毛男性専用の美容室「SARUTAHIKO(サルタヒコ)」の運営をしており、日本中の薄毛男性から日々相談を受けながら、薄毛が生きやすい社会をつくるために奔走しています。

15年前、高井さん自身が「若ハゲ」になり精神的に苦しい時に、気楽に薄毛について相談する場が無かったそうです。AGA治療を行うクリニックには、薄毛の無料カウンセリングがあったものの、カウンセリングはAGA治療を販売するためのステップであり、何度も相談をする場ではありませんでしたし、個室の薄毛対応の美容室に行くと、スタイリング後にカツラの営業を受けるなど、純粋に薄毛を相談できる場所がありませんでした。

なくなく薄毛に特化していない美容室で、薄毛に悩んでいることをカミングアウトしても、「ウスゲ」がNGワードの美容室も少なくなく、ちゃんと薄毛に対応した髪型を相談できず、思ったようなスタイリングをしてもらえず、悲しい思いをしていたといいます。この経験から、薄毛男性の役に立つ活動をしたいと考えたそうです。

高井さんがSARUTAHIKO(サルタヒコ)でスタイリングしたビフォー&アフターの写真

高井さんがSARUTAHIKO(サルタヒコ)でスタイリングしたビフォー&アフターの写真
高井さんがSARUTAHIKO(サルタヒコ)でスタイリングしたビフォー&アフターの写真

ユーザーに役立つ情報を

高井さんは男性が薄毛になっただけで人生に負い目を感じたり、辛くなったりすることに違和感を持ったと言います。悪いことをしたわけでもなく、何かに失敗したわけでもなく、髪の毛が薄くなるという身体的な変化が起こっただけで人生が不利になることが、この社会では普通になっていることを普通にしておきたくないとのことです。

社会的にも薄毛になりたくない、薄毛になると恥ずかしいと感じる人が、ほとんどです。根本的な社会課題としては薄毛に対する見方や、価値観にあると考えています。例えば、「ヲタク」という言葉は30年前は「ダサい」の象徴でしたが、今となっては「充実」「世界観」「個性」などポジティブな印象に変わりました。ゲーマー、LGBTなども印象が一気に変わったテーマです。ウスゲノミカタは「薄毛」がネガティブにされてしまっていること自体を、取り組みによって「可愛らしい」「人間性が深い」などの印象に変えていけたらと考えています。道のりは遠いですが、目の前の取り組みとしては、薄毛男性が安心して通える薄毛男性のための美容室「SARUTAHIKO(サルタヒコ)」を運営し、日本中の薄毛男性のビジュアルの平均値を高めたいと考えています。また日本全国にある、薄毛男性を対象にしたメニューをそろえている理・美容室をピックアップして掲載するメディア「USUGE BEAUTY(薄毛ビューティ)」を運営し、日本中に薄毛メニューを取り扱う理・美容室を増やしたいとのことです。

「USUGE BEAUTY(薄毛ビューティ)」ではインターネット上の情報だけでは薄毛に対応した理・美容室を選べない薄毛ユーザーに対して、ユーザー一人一人に合った理・美容室をLINEで紹介する無料サービスを展開しています。LINEで実際に紹介した理・美容室に行った人が、写真付きの感想をUSUGE BEAUTY(薄毛ビューティ)に提供することで、まだ薄毛専門理・美容室に行っていない薄毛ユーザーが、薄毛専門理・美容室に行くキッカケを作れたらと語ってくれました。

今後の課題は、USUGE BEAUTY(薄毛ビューティ)へのアクセス数を増やし、もっと薄毛ユーザーの役に立つために良い情報を掲載していきたいといいます。薄毛男性用の美容室についても、まだまだサービスの質を上げるために、日本全国の薄毛メニューを体験しにいきたいとも考えているそうです。

ユーザーに役立つ情報を

経営難にある理・美容室の味方も

高井さんは日本全国の薄毛男性に対応した理・美容室を回り、研究と調査を重ねています。店ごとにいろいろな創意工夫があるそうで、「その一つ一つを体験し、吸収し、弊社の店舗のメニュー開発に生かしていけるのがすごく楽しいです」と話しています。知識やノウハウを売りにする店もあれば、癒やしを売りにするお店もあります。知名度重視の店もあり、さまざまな角度から薄毛ユーザーに対して、価値を提供している姿を感じます。それを感じるたびに、薄毛ユーザーとしてうれしくなり、感動していたのが、印象的でした。

「SARUTAHIKO(サルタヒコ)」は40店舗まで展開したいと考えています。さらに日本には経営難の理・美容室も多くあります。解決策として、薄毛ユーザーを顧客に迎えるためのノウハウや集客力を提供するフランチャイズを展開したいといいます。日本の薄毛を研究調査する薄毛の調査団体を設立し、啓蒙活動としてテレビなどのメディアにも薄毛の評論家として露出していきたいと考えています。

経営難にある理・美容室の味方も

高井さんからメッセージ

薄毛になったことがある人にしか分からない悩みや辛さがあります。若ハゲになったことで死にたいと思ってしまう人もいます。家から出られずに引きこもってしまう人もいます。ご自身が薄毛の方は弊社に関わっていただきたいと思っていますし、お知り合いに薄毛の方がいる場合は弊社の存在を伝えていただきたいです。

私たちは社名にもした「薄毛の味方」として必ず薄毛ユーザーのために日々努力していくことをお約束します。

取材を終えて:公認サポーター 市川潤子

せっかくの機会なので打ち明けます。実は私も家庭内のストレスで、小学5年生の時に500円玉ハゲが出来た経験があります。当時はカチューシャで隠しましたが、女性の担任の先生が抱きしめて背中をさすって下さったおかげで、V字回復できたのです。ハゲると友達に会うのも、嫌になりました。体育帽子が取れないか不安になりながら、体育の授業を受けていました。小5にして、育毛剤を毎日使っていたのです。

こんな過去も高井さんと出会えたからこそ、カミングアウト出来たのです。取材中、私たちは夢中で話し込みました。その中で実に様々なキーワードが、飛び交ったのです。薄毛の婚活・ハゲに言ってはならぬNGワード、世の中にいる2分類のハゲ、ハゲても精神的に乗り越えられる3大安心とは?など。ハゲてしまったから愛されないのではないかという自己肯定感の没落は、薄毛になった人にしか理解できない感情なのかもしれません。

だからこそ、「ヲタク」や「プロゲーマー」など突き抜けた存在のように、薄毛も市民権が欲しいのです。ハゲても言葉で傷つかず、楽に生きていける人生を願います。そして、高井さんのご活動をずっと応援しています。ゴール16「平和と公正をすべての人に」ハゲ代表として、全国で悩む方々をこれからも救って差し上げてください。
<組織概要>
団体名:株式会社ウスゲノミカタ
所在地:〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-16-6 二葉ビル8b
設立:2023年10月11日
事業内容:薄毛男性のための美容室の運営
URL: https://sarutahiko.salon/