スマイルプロジェクト
団体紹介
活動内容
1.ウェルカムベビー撮影会(すべての赤ちゃん携帯の待受に/参加無料)
2.園服・卒園スマイル撮影会(園の思い出、成長記録を残す/参加無料)
3.コドモ未来フェスタ(職業体験/参加無料)
4.ビジネス・キッズチャレンジ(起業チャレンジ体験/参加無料)
5.キッズスタイル・ジャパン(自己表現体験、認証式で親から認められる場作り)
該当SDGs 目標番号
インタビュー
代表 大川渉さん
2012年、個人事業開業(スマイルプロジェクト)。2014年株式会社so-happy、2016年群馬県前橋市にSTUDIO LINK設立、2017年起業塾開業やコンサル業務開業(学校・企業)。2016年、教育関連サポート開始(保育士向け講座/指導者向け講座/全国フォトビジネス講座など)。2025年子ども向け起業塾開校予定
スマイルプロジェクトで、すべての子ども達が平等に成長記録を残せるよう、無料撮影会の企画をして全国に展開中。またイベント企画で子ども達に体験やチャレンジ、また親から認めてもらう場作りなどして子ども達の未来の選択肢を広げるための活動などをしている。
活動例
スマイルキャンパス(みんなで笑顔の街作りイベント)
コドモ未来フェスタ(職業体験、チャレンジ体験)
ビジネスキッズチャレンジ(起業チャレンジ体験)
キッズスタイルジャパン(自己表現体験、認証式で親から認められる場作り)
園服スマイル/卒園スマイル(保育園、幼稚園の思い出をカタチに)
子どもの選択肢を広げるために
2011年の東日本大震災を契機に、私たちは「子どもたちの笑顔で地域を元気にしたい」という強い思いを抱くようになりました。また、親の収入に関わらず、すべての子どもたちの成長の記録と笑顔を残すことを決意しました。その一環として、無料撮影会を実施し、さらに保育園や幼稚園で保育士向けの写真教室や講座をすることで、子どもたちの笑顔を残す活動を広めることができました。
加えて、教育の分野にも関わり、すべての子どもたちが自分らしく自由に生きられる社会を実現するために、体験の場やチャレンジの場、そして自己表現ができる環境を提供するイベントを企画しています。これにより、子どもたちの未来の選択肢を広げる活動を推進しています。
だからこそ、私たちの活動においての社会課題は「すべての子ども達の成長記録、笑顔をのこしていく」「所得に関係なく平等に子ども達に学びの場を提供していく」の2点なのです。いつもそれを念頭に、丁寧に向き合っています。
県内10%超の子どもが参加
お陰様で赤ちゃんは年間1300人、園服は年間1700人と群馬県内で10%を超える子ども達が参加。瞬く間に活動がひろまり、認知されてきました(他の企画合わせて12年で10万人撮影)。教育関連も教育委員会協力の元、小学校に案内が配布され情報が届くようになって参加者が増えてきました。
課題は、収益モデルを作って持続可能にしていく必要があります。現在ボランティア精神で続けていますが、収益がないと他の団体で広げていくことができないのが現状です。
イベント企画でチャレンジの場、表現の場作りを群馬で認知されてきましたが、日本全国ではまだまだ広がりが見えないので、スマイルプロジェクトの理念に賛同する企業が増えてきて日本全国で笑顔を集める活動、そしてチャレンジと表現の場作りがひろがれば、沢山の子どもたちに参加してもらえると思うので賛同者、賛同企業を増やしていくことが今後の目標です。
遊ぶ姿に認証証
自己表現や承認をテーマにしたイベントでは、子どもたちだけではなく、サポートしてくれたボランティアの方々も成長の様子を目の当たりにし、自身の生き方を見直すきっかけを得る姿を見ました。また、彼らと共に涙を流しながら子どもたちの成長を見守ることで、関わるすべての人々の未来に繋がることを実感することができました。
さらに、親たちが自分の子どもを「さまざまな角度から見る」ようになったり、親自身が学びの場として参加することで、感謝の言葉をいただくことも多くありました。
特に印象に残ったのは、子どもが遊びに出かける際に、親からもらった認証証を身につけて嬉しそうにしているというエピソードです。このようなメッセージを親から受け取ることができたことは、私たちの活動が子どもたちやその家族にとってどれほど意義深いものであるかを再確認する素晴らしい瞬間でした。
学校へ通わないも選択肢
私たちの活動「子どもたちの成長記録を残し、体験の場を提供する」取り組みを、さまざまな企業の協力を得て広げていきたいと考えています。この仕組みを通じて、より多くの子どもたちにその恩恵が届くようにすることが私たちの目標です。特に、学校に通わないという選択をした子どもたちに対しては、彼らが安心して過ごせる居場所を作ることを重視しています。その上で、子どもたちの未来の選択肢を広げるための新しい学校を設立し、できる限り多くの子どもたちにその機会を提供していきたいと考えています。
この活動を通じて、私たちは「誰もが自分らしく、自由に生きられる世界」を実現することを目指しています。すべての子どもたちが自らの道を選び、心豊かに成長できる環境を整えることが、私たちの使命です。私たちの取り組みを支援してくださる企業や団体の皆様と共に、子どもたちの未来がより明るく、希望に満ちたものとなるよう、一歩一歩進んでまいります。
大川さんからのメッセージ
「誰もが自分らしく、自由に生きられる世界を実現する」という目標を掲げて、私たちはこの活動に取り組んでいます。私たちの主な目的は、すべての子どもたちの成長の過程や笑顔を記録し、彼らがさまざまな体験を通じて成長できる場や、挑戦できる機会、さらには安心して過ごせる居場所を提供することです。これにより、少しでも多くの子どもたちが将来の選択肢を広げられるようにサポートしていきたいと考えています。
この活動には、多様な人々や企業が賛同し、共に日本全国でその輪を広げていければと願っています。未来の社会では、何が正しいのか、何が間違っているのかを見極めることがますます難しくなってきています。また、これからの時代がどのように変化していくのか、誰もが予測することができない状況に突入しています。
私たちは、親の経済状況に関係なく、すべての子どもたちに成長の記録と笑顔を残すため、さらには体験や挑戦の場を豊富に提供することを目指しています。そのために、さまざまなイベントや企画を通じて、子どもたちの未来の選択肢を広げる手助けをしていきたいと考えています。これには、皆さまの力をお借りできればと思っています。
また、参加してくださる子どもたちや保護者の方々には、私たちの活動の趣旨を理解していただき、楽しんで参加していただけることを願っています。「子どもたちの未来にどれだけつながっているのか」という視点が、スマイルプロジェクトの活動の根本的な考え方であり、すべての選択における理念の基盤となっています。この理念のもと、私たちは引き続き子どもたちの笑顔と成長を応援し、より良い未来を共に築いていくために努力してまいります。
取材を終えて:公認サポーター 市川潤子
このプロジェクトが始まった頃から、大川さんの「どんな貧しい子も笑顔にしたい」という情熱を聞かせて頂きました。もうあれから13年も経つのですね。情熱が人を動かし、困難も乗り越える。資金調達に苦しめられる事もあったと察します。それでも「全ての人たちのゴールは、お金じゃなくて自分らしく、自由に生きられる世界だと思っているのです」。この言葉を力強く聞かせて下さったのが、つい昨日の事のようです。家族写真の撮影で、夫婦喧嘩をしている人も仲直りさせて撮影へ導く、大川さんはそんな魔法使いみたいなコミュニケーション能力もお持ちです。ゴール10の「人や国の不平等をなくそう」の情熱の炎がずっと消える事なく、全国へと拡大しているこの心温かいプロジェクトに、尊敬の意を表します。これからもずっと、応援し続けたいご活動でした。