HARU BODY DESIGN
団体紹介
HARU BODY DESIGNは、ニューヨークでピラティスの資格を取得し、健康支援の道を歩んできた団体です。ピラティスを通じて他者の健康をサポートすることに情熱を注いでいます。2023年には「宇都宮ランデブー」が宇都宮市長公認ソングとなり、特別支援学校や障がい者施設のダンスチームとのコラボレーションも行っています。地域社会に貢献しながら、音楽とピラティスを融合させた活動で、より良い社会の実現を目指しています。
該当SDGs 目標番号
インタビュー
HARU BODY DESIGN 代表HARUさん
大失恋の傷心旅行をきっかけにニューヨークでピラティス資格を取得。音楽の道を選ぶも、ピラティスの可能性に目覚める。2020年には再び音楽への情熱が甦り、「宇都宮ランデブー」が市長公認ソングに。現在、ピラティスと歌の両面で地域社会に貢献。特別支援学校や障がい者施設と連携し、「ノーマライゼーションダンス」の普及に努める。音楽と健康、両方の分野で多彩な活動を展開している。
傷心旅行から
ピラティスを始めたきっかけは、意外にも大失恋の傷心旅行でした。心の痛みを癒すために向かったニューヨークで、偶然訪れたピラティススタジオが私の人生を大きく変えました。当時はただ何者かになって、元恋人に立派な姿を見せたかったのです。
ニューヨークでのピラティス体験は私にとって衝撃的でした。身体だけでなく、心も解放される感覚に魅了され、その場で資格を取得することを決意しました。それまでは誰かの健康をサポートするなど考えもしなかったのですが、次第にこの新たな道に自分の可能性を感じ始めました。さらに、ピラティスへの道を選ぶ際にもう一つの選択肢がありました。20代前半にはメジャーデビューのチャンスがあったのです。しかし、その時は歌の道を諦め、ピラティスの世界に進むことを選びました。
数十年後の2020年、ある作曲家との出会いが再び私の音楽への情熱を呼び覚ましました。彼との共作で生まれた「宇都宮ランデブー」は2023年に宇都宮市長公認ソングとなり、音楽とピラティスの両面で社会に貢献する機会を得ました。
「生きていて楽しい」
私はピラティスインストラクターとして、多くの方々の健康をサポートする活動を行っています。パーソナルケアからクラスレッスン、介護施設での指導まで、多岐にわたる取り組みを通じて、身体と心の両面での健康を追求しています。特に感銘を受けたエピソードとして、ある利用者の方がピラティスを通じて「生きていて楽しい」と言ってくださった瞬間がありました。その言葉が私の励みとなり、より多くの人々にピラティスの効果を伝えたいという思いを強くしました。
現在、栃木県内のピラティス教室や宇都宮市の教室でクラスレッスンを担当しています。昨年秋には、国の健康推進事業にも関わらせていただき、より広い範囲で健康の重要性を伝える機会を得ました。介護施設では利用者さん向けのピラティス指導を行うと同時に、職員さんの不調(腰椎や肩こり)を改善するためのプログラムも提供しています。職員さんたちが健康でいられることが、施設全体の雰囲気や利用者さんのケアにも良い影響を与えると考えています。
特別支援学校や障がい者施設に通うダンスチーム「リーベンキント」とのコラボレーションも行っております。リーベンキントを率いるインストラクターの坂内ひろみ先生との出会いで、素晴らしいご縁をいただいたと感謝しています。
一緒に様々な場所でパフォーマンスを披露し、「ノーマライゼーションダンス」として多くの方に親しまれています。
ラジオパーソナリティーとしても、CRT栃木放送「ビタミンとちぎ ピラティスHARUのHARUこい!」で日々の健康のお役に立てる情報を発信しています。ピラティスの効果や正しい運動法について伝えることで、多くのリスナーが健康的な生活を送れるようサポートしています。
現在を楽しむ
未来を過度に計画するよりも、現在の瞬間を楽しむことを大切にしています。今後は、心が楽になる活動を続け、ピラティスを通じて多くの人々に幸せを広げたいと思っています。特に、フルートやピアノの生演奏と共にレッスンを行うなど、音楽やアートとのコラボレーションを企画しています。これにより、運動がさらに魅力的で効果的になると信じています。日々の活動を通じて、平和で豊かな社会の実現を目指していきたいです。
HARUさんからのメッセージ
自分の体を大切にすること、そして自分なりの「しあわせ」を感じることを何よりも大切にしています。ある日、ピラティスを通じて障がいを持つ方々と一緒にダンスパフォーマンスを行った際、彼らの笑顔と情熱に感動しました。そして彼らにノーマライゼーションの第一歩は、自分自身を愛することから始まるという事を改めて教わりました。ダメな自分もまるごとOK!そんな風に思えるようになりました。
全ての出会いに感謝しています。
ありがとうございます。
取材を終えて:公認サポーター 鈴木智
地域でのピラティスの先駆者としていろいろな方の健康増進に貢献してきたハルさんです。様々なメディア出演にも積極的に挑戦して地域への健康意識の向上にも貢献しています。SDGsのゴール3のウェルビーイング充実の拡大と教育としての子供たちの表現力アップも視野に入れて活発な活動をされていることに先見性を感じました。また市長公認のご当地ソングを歌うなど宇都宮市の魅力向上に取り組んでいて、幅の広い活動には拍手を送りたいと思います。