人と地域の創生を目指す
対象は人や企業から地域まで。その名の通り、「応援」して元気に、豊かにしてくれる特特定非営利活動法人OUEN Japanは人と人をつなぎ、イベントを開催し、今までにないものを企画するなど、独自の応援スタイルを駆使して、現在は主に「能登」「学生」「女性」「企業」を応援しています。該当SDGs 目標番号
特定非営利活動法人OUEN Japan 応援団長 小林博重さん
留学生と大学生の「交流イベント」から
OUEN Japanは「日本を応援(OUEN)する」ことをミッションに平成26年1月に設立しました。団長である私が東京大学在学中に応援団の団長をしていたということもあり、このネーミングにしました。設立当初は主に海外からの留学生を応援しようと考えていました。理由としては、当時は留学生の就職が決して簡単なものでなかったということが挙げられます。せっかく日本を好きになってくれて日本で働きたいのに、特に地方では働き先がない。そこで、留学生と大学生と企業の交流イベントを開催しました。「経営者親睦会」で女性を応援
「ジェンダー平等(Equality)から、ジェンダー公平(Equity)へ」「女性の活躍で日本を元気にする」を理念として、女性経営者および女性経営幹部の親睦会である「重陽の会」という会合も定期的に開催しています。男女が対等な立場で、それぞれの持ち味を存分に発揮して、共に手を携えて、社会(組織)を運営していくことが、より活力ある社会(組織)を創っていくことにつながるのではないかと思います。それこそが、多様性や公平性の最も基本的な事柄だと考えています。「医療ツーリズム」で能登を応援
2024年1月、私の故郷である石川県の能登半島で地震がありました。現在は、この復興の応援に力を入れています。この地震をきっかけとして、能登はさらに過疎化が進んでしまうことでしょう。それをなんとか食い止め、地方創生を実現させたいのです。定期的に現地を訪れ、復興のための企画を考えていますが、その企画の一つが、友人の中国の方との取組みである「医療ツーリズム」です。例えば、中国の大連から能登へ観光含めた医療ツーリズムを実施するのです。能登の美味しい名物を食べつつ、人間ドッグを受けられる、魅力的なツアーになると思います。ぜひ、ご自身のために「応援」を
私は、応援を自分のために行っています。他者の応援によって、自分がハッピーになるためです。自分と相手のWIN-WINの関係を築いているのです。皆さまも、ぜひ他者を応援する際は、「自分のためにもなる」ということを意識して欲しいと思います。そうすることで、多くの人が集まってきます。私の周りにも、自分と他者をハッピーにしたい仲間が多くいます。今後とも、仲間と一緒に、世の中を応援していきたいと思います。取材を終えて:副編集長 大槻一敬
「応援をしたい」という想い一つから、抜きんでた行動力をもってさまざまな企画を立案、実行している小林さん。彼に応援されたことで、人生が良い方へと変わっていった方も多くいらっしゃることでしょう。他者の幸せが自分の糧になること。これほど素晴らしく、気高いことはないのではないかと思いました。