Coaching Mam(コーチング・マーム)
団体紹介
2011年5月設立、主に母親を対象にし、思春期である小学高学年から高校生に向き合うためのコーチング業をしています。
HP https://coaching-mam.com/
該当SDGs 目標番号
インタビュー
代表 三浦真弓さん
三浦真弓さんについて
公立中学校養護教諭歴21年。3人の母親で、夫と次女の三人暮らし。三浦さん自身は、教育熱心な両親に育てられたことに大人になって違和感を覚え、自分の子どもには、それぞれの良いところを発揮できるような家庭環境で育てようと話し合い子育てをしました。そのおかげか、わが子は今、自分のしたいことが自由にできるようです。
家庭環境の問題から
養護教諭として愛知県の中学校に21年間勤めました。登校後、教室に行かず保健室を中心に学校で過ごす「保健室登校」をする子らの家庭環境は、どちらかというと祖父母や両親が揃い、高級車に乗り、身なりもきちんとした母親のいる家族の子どもが多かったように感じます。ただ、祖父母と母親の仲が悪いなど家庭問題を抱えているなど、さまざまな事情はあったようです。今から15年以上前は、子育ては主に母親が担っていました。その頃は託児サービス事業などあまりない状態で、母親が孤立に感じることもしばしばあったと感じます。
オンライン面談や各種発信
立ち上げは、息子が園児のころ。相談する利用者が遠方の場合はオンラインで面談していました。対面できる方は近所の喫茶店などで講座をしていました。創業前は、mixi(ミクシィ)で育児日記を書いてましたが、創業期からブログ、メールマガジンなどで子育て論、性教育論を発信しています。Amebaブログ登録者数は4,099人(2024年7月現在)です。
新型コロナ渦になる2年前からオンライン面談を取り入れていましたので、コロナ渦もオンライン面談の導入は問題なくできました。今は、対面で行う講座や、YouTube「思春期SOS」を配信、またオンラインで継続的にコーチングや個人相談などしています。
三浦さんが講演活動をしている様子
主な活動内容
【講演活動】
思春期前後(小学校高学年~)のお子様を持つ親御さん向けの講演や、コーチングの手法に基づいて、子どもへの声の掛け方、前向きになれる問いかけ方をお伝えします。また、性的な成長が始まり、精神的にも変化が見られる、この時期の子どもの見守り方についてもお話しています。講座の内容は以下です。
1.個人用講座
・子育て講座
・子どもに伝えるための親御さんのための性教育
・子どもとの信頼関係をアップさせるコーチング講座
2.法人用講座
・子育て中でも働き続けられる社員を増やす研修など
3.学校や子育て団体用講座など
【市民活動団体運営】
名古屋市民活動支援団体「Wまゆみのおやつ会」を運営し、公共施設で乳幼児などの親子がおやつを自由に持ち寄り自由に語り合う場を提供しています。母親が何を悩み、何を考えているのか、を歩み寄る集いの会です。開催時期は月に1回。共同運営者は、ハンドメイド作家のまゆみさん。
三浦さんから子育て中の皆さまへのメッセージ
世間に遠慮せず、世間体を気にしすぎる子育てをせず、自分軸でいられる母親になられるとうれしいです。私は、保健室登校の子どもや不登校の親御さんとたくさん接してきました。何かお困りごとがあれば独りで抱え込まずぜひご相談ください
取材を終えて:編集委員 加藤美奈子
三浦さんの仕事は、お母さんになると誰しも1度は悩んだり、とまどったりする心の部分をしっかりサポートされるのでとても頼もしいと思いました。コーチングをされるうえで武器となる声は聴きとりやすく、活舌よく、スピードも聞き取りやすい。これは、長年いろいろな子どもたちと接してきたことで年齢を重ねても健在なのだろうと感じました。三浦さんと私は10年以上定期的にお会いしています。容姿も変わらず、やさしいスマイルのままです。