該当SDGs 目標番号
団体に関わるメンバー
NPO法人あいちかすがいっこ 代表理事 松元永己さん
団体設立のきっかけ
11年前、行政だけに頼らず母親たちの力で、もっと春日井市の子育て環境を良くしたいという想いで、当初30代で、子どもが幼少期の母親3人が集まり団体を立ち上げました。団体を設立する前は、それぞれ違う子育て支援団体に所属していましたが「地域の雑多な子育て情報を統一化」のためのプラットフォームをつくろうと奮起になって行動を起こしました。春日井市からの委託事業「春日井市の子育て情報サイト Happy Mam‘s」を運営。
毎月2,000PVのあるサイトを運営し子どもが遊べる場、イベントなどを公開し親子で遊び交流ができる場の情報配信をしています。我が家のお約束 リーフレットを制作
春日井市の全小学校に、いつか社会の一員となる子どもたちに向け親子で“家庭教育”にふれてもらえるよう「~家庭で伝えてほしいこと~ 我が家のお約束」を発行。例)スマホを使う時のルール決めなどママの文化祭Ⓡ開催
過去11回開催し毎年2,000人前後、子育て中の親子が来場しています。当イベントは、地域全体を巻き込み行政・企業・地域+ママが1つになり熱気にあふれるイベントです。ママの孤育を回避し、先輩ママや同世代ママと繋がり「育児は育自・子育ては孤育てなんかじゃない」と来場するママが“人”とつながれるイベントになるよう心がけています。イベントを運営する実行委員会は赤ちゃんを抱っこしながら参加している母親も毎年何人か参加し社会活動の一歩となるようサポートしています。産前産後のママの教室を独自に開催
行政主催の産後教育ではやらないもので、パートナーや周りの家族とのコミュニケーションをとるきっかけになる内容にしています。例)産後のママは寝てばかりで楽??子どもお仕事ステーション開催
春日井市内にあるスーパーの大型店舗で子どもたちのためのお仕事体験を企画し、企業と親子を繋げ、子どもによい体験を実施しています。PTA出張講座開催
10年間培われた様々な情報をまとめ講師活動をしています。例)女性や親子のための防災、SDGs、性教育、家庭教育など地産地消応援プロジェクト
ネピア春日井ブランド化推進プロジェクトを始め春日井市にゆかりのある商品のPRを子育て世代にも発信しています。2024年から新たな事業
外国にルーツを持つ子のママの支援や春日井市乳児家庭全戸訪問事業を行うなど発展する事業などがいくつかあります。壁を越え産官学市民を繋げる工夫とは
行政、産業、学校、市民の中間支援団体の役目として活動をしています。私たちは10年間の実績はありますが、まだまだ私たちのことを知らない人や団体、企業などは多いと思ってます。それぞれに合わせ丁寧にコミュニケーションをとるよう相手のことを思いながら会話し理解が深まるよう常に努力をすると産官学市民がつながっていきます。代表理事松元永己さんのポリシーとは
「人を大切にする」ことを念頭に置いてます。私は新聞屋の娘だったので、昔の新聞屋は、地域の窓口でした。忙しい家業のため、子どものころの居場所は地域のおじさん、おばさんたちの家でした。その過去があるからこそ、地域連携を大切にし人を大切にできるあいちかすがいっこがあるのだと感じます。取材を終えて:編集委員 加藤美奈子
春日井市は、「子はかすがい」というシティプロモーションがあります。春日井市の子育て支援団体といえば「あいちかすがいっこ」が最初に名を挙げる人は多いと思います。なぜなら新聞、情報誌などで何度も記事に掲載され活躍をよく目にするからです。私は、あいちかすがいっこの進化をそばでみていますがいつも時代のニーズにマッチしていると感じます。また、体力があるスタッフを兼ね備え、明るい声で皆さんいつも発せられています。だからあいちかすがいっこファンが多いのだろうと個人的に感じます。