株式会社福田屋百貨店
設立
1948年(創業1934年)事業内容
・百貨店・ショッピングセンターURL
https://www.fukudaya.net/今回、取材にご対応いただいたのは
株式会社福田屋百貨店 ブランディング推進室 宇賀神様
栃木県宇都宮市を中心に展開している福田屋百貨店(以後、福田屋)では、
次の事例をはじめとした地域の皆さまをつなぐSDGsの取組みを行っています。
企業理念を反映したSDGs活動
福田屋のSDGsに関する取組みは私が所属しているブランディング推進室にて実施しております。この部署は、昨年福田屋があらたに掲げた「ALL FKDで幸せをカタチに。」という企業理念を具現化するための組織として設立されました。この企業理念は「お客様をはじめとした地域の皆様と我々福田屋の従業員、みんなで幸せになりましょう」ということを意味しており、そのアプローチの一つとして、SDGsの推進があるのです。地域の中で、できることから
SDGsに関するプロジェクトでは、福田屋のスタッフや地域の皆さま、地域団体、自治体などと連携して様々な取り組みを行っておりますが、共通しているマインドは「アカデミックになり過ぎず、あまり難しく考えないで、できることから始めていこう」ということです。福田屋は3世代の皆様にご愛顧いただいておりますが、とても有難いことに、老若男女、幅広い方々にご参加いただいています。 例えば、「フードロス削減」の取組みに関しては、福田屋の「公式LINE」を活用したアンケートに多くのお客様からご回答が寄せられました。宇都宮にお住まいの皆さまは、本当にフードロス削減に対する意識が高いのです。「質の高い教育をみんなに」という観点では、取引メーカー様からランドセルを寄付していただき、これを地域の施設にお渡しすることもできました。地域の方々が交わる場になりたい
福田屋には様々なお客様にお来しいただいているため、多くの方々が交わる接点が生まれやすいと思います。地域の特産品を広める場にもなるのではないでしょうか。物やサービスを売るだけでなく、地域の方々と一緒になって何かをつくっていくこともできると思います。先に挙げたランドセルの事例の他、福祉施設への食品の寄贈なども行っております。これからも、福田屋がSDGsで地域の皆さまをつなぐプラットフォームになり続けていければ、これ以上に嬉しいことはありません。今後の取組みについて
福田屋のお客様の8割は女性であり、従業員の8割も女性です。このような背景もあり、より積極的に女性の社会進出を後押ししていきたいです。福田屋としては、より女性のお客様にとって過ごしやすく、女性従業員にとってはより働きやすい環境をつくっていければと考えています。これからも地域の皆さまと連携してSDGsに取組んでまいりますので、引き続きよろしくお願いします。